去年の日記帳

1年前の日記を投稿しています ◆ 時々雑記

6月1日 電車とウミネコ アメンボ ホークス戦

2022年6月1日水曜日 晴れのちくもり

 

今日は狼が有給を取り、ずっと前に取っていたチケットで野球を観に東京ドームへ。

朝、少しだけ早く起きておにぎりを2つ作ってみる。(狼と話し合い、一緒に暮らしたら私は書店を辞める分、狼のお弁当とおにぎりを作ることになっている。その練習している)海苔も何も無かったので塩むすびに、少しだけ塩昆布が入ったおにぎり。

 

水道橋に着いて、ランチはカレー。(阪神ファンの人がやっているらしいお店だった。店内に虎の絵や、打倒巨人という言葉が掲げてある)

近くに線路が面白く交差しているスポットがあるのだと狼が言い、それを見に行く。橋の上*1から、電車が通るのを待った。黄色いラインの総武線にオレンジのラインの中央線快速、丸い窓の、おもちゃみたいな赤い電車(都営丸ノ内線)……いちばん上の電車は橋を渡ってきて、真ん中のは崖の途中のようなところを曲がりながら進み、下の電車はトンネルから出てくる。その3つの電車が立体交差するのを見て、そこへちょうどカモメのような鳥*2が飛び交い、とても楽しかった。崖や隧道が好きな狼も満足気だった。

 

試合の時間まで、後楽園も少し散歩した。小さいが意外と緑が濃く、鬱蒼としている。池に鴨たちを見て、カワセミを目撃し、そして甲羅を干している大きめの亀を見た。あとはアメンボが沢山。雨が降っているかのように、水面に絶えずぷちぷちと小さな波紋ができていた。ベンチに座り、これからの話を少しした。

 

コンビニで唐揚げと生春巻きを買って、東京ドームへ。

ギータのホームランは見られなかったが、ホークスは6−3で勝った。4回と5回に3点ずつ入れて、あとは逃げきった。通算5500勝目だったのだそうだ。試合の合間におにぎりと唐揚げと生春巻きを食べ、狼はビールを飲んだ。

狼は試合終盤から頭が痛かったらしい。明日も早朝から仕事なのでさっと帰る。別々の家へ。私はいつもの仕事の日より早い帰宅だった。お腹がすいて、久し振りにそうめんを茹でて食べた。鶏と茄子、ねぎ、麺つゆで。

 

後楽園の亀

 

*1:聖橋という神田川にかかる橋

*2:日本ではカモメは冬鳥らしいので、恐らくウミネコだったのだと思う

◆ 18年分の5月30日

いつもは去年の日記を投稿していますが、ふと思い立って去年より前の、例えば今日(5月30日)の日記を振り返ってみたらどうだろうと、大小様々、色も形も様々なノートをかき集めてページを捲ってみました。

全文書き出すとすごい長さになってしまうので、かいつまんでここにまとめてみようと思います。他の人が読んで面白いのかはさておき……

 

 ✻ ✻ ✻

 

2005年5月30日 高校3年生

美術部の部室で花を育てる計画が進行中。「単調な毎日に変化を」と書いてあり、高校生でもそんなことを思うのか、と思う。友人のお母さんに車で美術予備校に送ってもらったうえに梅ケ枝餅をごちそうになっていた。どういう経緯であったか、記憶にない。

 

2006年5月30日 浪人中

美術予備校で「今日も手の模写」をしていた。自分の手を映すための鏡を忘れてしまい、キャンドゥに買いに行っている。ついでに森永のミルクキャラメルを買っている。

 

2007年5月30日 大学1年生

ファミレスのアルバイトで何度も卓番を間違えたと書いてある。線のドローイングを100枚描くという課題で徹夜している。

 

2008年5月30日 大学2年生

シルクスクリーンを刷っている。前日に班の人に迷惑をかけてしまったと書いてある。学校帰りに東京駅で1人でカレーライスを食べている。

 

2009年5月30日 大学3年生

放課後、友人の手伝いでイベントのポスターを貼るために校内を歩きまわっていた。厚くてふかふかのサンドイッチを買ってベンチで食べている。紫陽花が咲きかけていた。

 

2010年5月30日 大学4年生

1日中アルバイト(引っ越してファミレスを辞め、近所の居酒屋で働いている)。妹が録画しておいてくれたお笑いを見ながら夜ご飯を食べる。「私たちのいちばんはアンガールズだった」と書いてある。グループワークのレジュメを作っているうちに朝になり、母の目覚ましの音を聞く。

 

2011年5月30日 飲食店(社員)

日記なし。心を失っていた。

 

2012年5月30日 

昼は近所の洋食屋で働き、夜は駅ビルの書店で働いている。毛布を洗濯している。近所のオオゼキでの買い物の値段を記録していて、卵178円と書いてある。今では信じられない。

 

2013年5月30日 

日記なし。社員として半年だけ働いた会社の、新しくオープンしたカフェにアルバイトとして声をかけられ、もう一度頑張ろうと働き始めていた頃。

 

2014年5月30日 

日記なし。

 

2015年5月30日 

日記なし。上記の、カフェのアルバイトを辞めたばかり。とにかく働かなくてはと思っていて、アルバイトを3つ掛け持ちしている。(この数カ月後に、ピカタがうちにやってくる)

 

2016年5月30日 

昼はファミレス、夜は駅ビルの書店で働いている。下の妹がピカタに会いに、泊まりに来ていた。

 

2017年5月30日 

日記なし。初めての海外旅行の直前。翌日から1週間、Nさん、Pちゃんとパリへ。(Nさんは毎年1ヶ月ほどパリに滞在している)

 

2018年5月30日 

日記なし。(紛失?)

 

2019年5月30日 

引っ越しをして、また昼のアルバイトが変わっている(沖縄料理のお店)。駅ビルの書店は、かなり遠くなったが続けている。この日は沖縄料理屋で、店主のAさんがライザップに行くため2時間ほど1人で店番を任される。(フーチャンプルーなど作り方は教わっているが、私なんかに任せていいの……?と怖くなる)幸いにもお客さんは来なかった。ガスレンジや冷蔵庫を拭き続け、ピカピカに。まかないのソーキそばとシークヮーサージュースをいただいて、鍵を閉めていつものところに置き、帰る。

 

2020年5月30日 

日記なし。(この日だけ日記が抜けている)沖縄料理屋がランチタイムを畳んでしまった。またファミレスで働きだしている。

 

2021年5月30日 

駅ビルの書店がキャンペーン最終日。深夜に帰ってから、以前Aさんに教えてもらったカリフラワーと鶏のとろとろ煮を作って食べている。ベランダの葉っぱ(これもAさんにもらった、マザーリーフのような沖縄の植物)に水やりをする。ピカタが近づいてくるので膝にのせ、鳥の声を聞いている。「まだ夜の色だが、うっすら白み始めている」と書いてある。

 

 ✻ ✻ ✻

 

そして、去年(2022年)、今年へと続きます。

私の2005年以降の5月30日の日記に劇的なことは一つもなく、書いておかなければ二度と思い出すこともなかったようなことばかりでした。

どうして忘れたくないと思うのかは分かりませんが、忘れてしまうようなことがすごく大切に思えて、だから今日も日記を書いています。それをそのまま人に公開するのが正しいのか……そういうことは今も考え中です。

今日も長くなってしまいました!読んでくださった方、ありがとうございます。

 

2023年5月30日 くもり

 

5月25日〜29日 ぱたぱたと過ぎていった日々

2022年5月25日水曜日

本当はお休みだったが午後に店長から電話がかかってきて急遽、22時まで書店に出勤することになった。「Eさんが腰をやっちゃった」のだそうだ。Eさんは最近“液タブ”を買ったそうで床に座椅子で何時間もお絵描きしていると言うので腰に悪そうだな、と思っていたところだった。

キャンペーン最終日。行きたくはなかったが、私も迷走神経反射(たぶん)の時は休ませてもらったのだし、助け合いだよな……と思い出勤する。

思ったよりは混まず、みんなに感謝され、あまり疲れなかった。

 

5月26日木曜日

昼はファミレス、夜は書店に出勤する。

深夜、冷凍していたミートソースでドリアを焼いた。採れたての豆苗サラダと。

狼と話し合い、2人の生活リズムを合わせるために私はいずれ書店を辞めることになる。明け方4時に眠る生活から、5時に起きる生活になる。本当に?

 

5月27日土曜日

金曜日の夜、ファミレスに出勤の後にまた狼の家へ。

結婚のこと、仕事のこと、一つ一つ話し合う。調べながら。扶養のこと、住む場所は、ピカタのこと、式は?(式は、挙げなくていいのなら挙げずに……と意見が一致した)ごあいさつ、顔合わせ……? 私は博多に住んでいる狼のご両親に会ったことがないのだった。

お腹がすいて、初めてのUber Eats。狼はかつ丼、私は海老フライ丼。初めて〜の〜Uber〜♪ きみとUber〜♪

 

5月29日月曜日

予約していた美容院で髪を切る。肩より少しだけ長いくらい。

その後、郵便局へ行って定額小為替というのを買った。戸籍謄本を取寄せるのための。

母と電話で少し話して、駅ビルの書店に出勤する。

考えること、決めることが山ほどあり、一日一日がぱたぱたと過ぎていく。

 

節約のために、と育て始めた豆苗。
ピカタが間違って食べないようこの場所に

 

5月21日 パンまつり カヌレ プロポーズ

2022年5月21日土曜日

 

3年ぶりの開催となるらしい、新ゆりパンまつりへ。“おまつりスカート”を穿いて。

まずは2人で気に入っている「おぼんdeごはん」でお昼ご飯にする。狼がお会計の時にいつの間にか、混ぜご飯の素を買っていた。

それからイオンの上のノジマヘアアイロンを選ぶ。狼が、私が泊まる時の荷物が少なくなるように買おうと言ってくれた。10年以上前から使っている私のと同じヴィダルサスーンで、私のより新しくて良さそうなものを、安く買えた。

のんびり買い物などしていたらパンまつりのパンはほとんど売り切れてしまっていて、でもカヌレを4種(キャラメル、ハニー、バニラ、プレーン)、買って帰った。

 

それを狼の家に帰ってトースターで温め食べていて(これがハニー?いや、これはバニラ?プレーン?‥‥キャラメル以外どれがどれか分からなくなってしまった)私は最近はまっている節約と貯金の話、ふるさと納税か何かについて、熱く語っているところだった。私は夢中になっていることをすぐ狼に熱く語ってしまう。その時、狼が急に深刻な顔で「まど、ちょっと……」と言った。突然だった。狼は、とつとつと、「結婚しよう」という内容のことを言った。数年前、私は結婚したかった時期があって、でもその時の狼は「結婚は、今はちょっと」という返事だった。私はそれから結婚について考え続け(結婚とは何か。私は本当に結婚がしたいのだろうか)、考えるほどに、結婚はしてもしなくてもいいもの、と思えてきたのだった。そしていつの間にか、当たり前のように自分1人の老後資金を計算したりしていた。狼が切り出した時ほんの一瞬、私がお金の話ばかりしすぎたせいで狼は引いていて、たしなめられるのだろうか、とも思ったが、狼の様子から何となく、最後まで聞く前に分かった。「うん、しよう!」と私はほとんど間髪をいれず言っていた。何でもない日(パンまつりの日?)に、いつものようにコーヒーを淹れておやつを食べながら。そういうのがいいと思った。飲みかけのコーヒーもとつとつとした言葉も、狼らしく、私たちらしく、とてもいいことに思えた。

 

5月19日 働く日々に戻っていく

2022年5月19日木曜日

 

朝はミートソースご飯。

12時〜16時、ファミレスで働く。

以前シフトを減らしたいと言って聞いてもらったというのに、やっぱりもとに戻したい、と言ったら快く月曜日のシフトを増やしてもらえることになった。書店のほうは時短営業と人件費削減で、もう以前の時間に戻ることはなさそうで、このままではお金を貯めるどころか生活が苦しくなってしまうと思い。Bさんは仕事中はなかなかのスパルタなのだが、シフトの希望はいつも「任せとき」という感じで聞いてくれている。そんな人は私の今までのアルバイト生活の記憶のなかにもBさんしかいない。シフトを調整する仕事は大変だと思う。働きたい人、急に休みたい人、マネージャーからの労時調整の指示、皆の希望をパズルのように組みかえて。

 

お弁当はサバ缶とバジルのスープとおにぎり(煎りごまとオリーブオイル)

18時〜22時、駅ビルの書店で働く。キャンペーン期間中で何も考える暇もなく忙しく働く。キングダム全巻や、分厚いビジネス本、資格試験の本などが、飛ぶように売れていく。これでも、以前ほどの盛況ではなくなった。

乗換えなしの特急に乗れて、眠りながら帰った。

夜ご飯は豚丼。残りの豚肉は冷凍しておく。

 

 

5月18日 図書館 ミートソース 仕事について

2022年5月18日水曜日 休日

 

ピザトーストと昨日のお味噌汁を食べる。

洗濯をして、外へ。 (節約の知恵で、クッキーとコーヒーを食べてから家を出た。お腹を満たしてから出かけたほうが良いらしい)

ヒメジョオン? ハルジオン? が揺れている。銀杏が青々と繁っている……が、ところどころ切られて切り株になっているのが心配になる。このまま家の前の、窓から見える銀杏まで切られてしまうの?

ATMでお金を下ろして、図書館へ。

食料品など、買い物して帰る。家の階段下のツツジは蕾。ここのは毎年ひと足遅く咲き始める。ドクダミはまだ。

ミートソースをたくさん作り、温泉玉子をのせてミートソースご飯にする。(残りは冷凍する)

 

今日見た動画*1で、仕事は「また明日からも働ける必要経費」がお給料として設定されるようになっている(例えばお給料が高い仕事は、交際費やストレスを解消するためのお金が多くかかるようになっている)、だから貯金をすることは難しいのだ、と言っていた。お金を貯めるためには、「自分が一般の人と比べてストレスを感じにくいこと」を仕事にするといいのだそうだ。

狼のことを思った。今の仕事は肉体労働で大変な仕事だが、本人にとっては精神的なストレスがかかる仕事より辛くないらしい。運転も、地図も、色々な道を見ることも好きな狼には合っているのだと思う(動画の内容は、嫌じゃないことを仕事にすることが大切で、好きなことを仕事にする必要はない、というものだったが)。

私はどうだろうか……接客に関しては、人よりストレスを感じないかもしれない。忙しくて皆が殺気立つ時期には、我慢できず休憩時間にコーヒーを買ってしまったりしたことがあったが……規模が小さすぎるけれどあれはそういうことだったのだろうか。

書くことに関しては、普通の人が耐えきれないほど机に向かうことができるのは素質があるのだと思う。でもあの長さのお話*2を書くにしては恐らく時間をかけすぎていて、お金を得るという観点からすればあまりに効率が悪すぎる。それでもやりたければ、またやるのだろう。そのための私の時間と、エネルギー。

お金が貯まるようになったかは知らないが、狼は以前の経理の仕事をしていた時より生き生きとして見える。狼から配達先の庭にモッコウバラが咲き始めたとか、いつも窓から猫が見ている家の話など、聞くのが好きだ。

 

*1: 『働き方の損益分岐点』という本をもとにお金の貯め方について解説している動画https://youtu.be/zjk2yr4XzBY

*2:過去に書いた短編のこと。原稿用紙60〜70枚のもの数編と、20枚のものが2編

◆ このブログについて

普段は1年前の日記を公開していますが、今日は2023年現在に書いています。(2回目)

まず、私がブログを始めた理由はいくつかあるのですが、いちばん大きいのは「お金に繋がる(かもしれない)ことをしたい」というものでした。このことは、言わないほうがいいものなのかもしれないと迷ったのですが、自分の目的を忘れないためにも書いておこうと思いました。どちらにしても日記には嘘はつけないし、私がこのままのかたちでブログを続けていれば、来年の1月〜2月頃公開する日記にはブログを始めた理由についても書いていたと思います。

少しさかのぼって一昨年の秋、自分で書いて製本した本や、曽祖父が遺した原稿をもとに編んだ童謡詩集を販売する機会があり、値段設定をする際の葛藤や、そのことへ人から色々な反応やアドバイスをもらったことによって、お金についてたくさん考えたことがありました。高級品や豪華な暮らしにあまり興味がなくとも、お金は大切。私にとってお金とは何か。

お金は時間。時給で働いているのもあり、まずそれを強く思います。お金はエネルギー。美味しい食べ物、新しい何か。喜びや刺激、癒やしや休息にもお金は必要であることが多い。そして、お金は心や意志だ。と思いました。皆、「価値があると自分が感じるもの」にお金を払うのだから。いいと思うもの、応援したいもの、もっと増えていってほしいものやことには、私もできる範囲でお金をしっかり払いたいと思う。

こんなことを考えているうちに、お金の使い方を少し考え直そうと思い、飛躍しているかもしれませんが、まずアルバイトのシフトを少し減らして、時間を作ることにしました。世の中的にはお金を使ったことにはなりませんが、私としては自分のお金を使って(お給料を減らして)時間を買ったような感覚です。労働とお金に振りまわされる毎日ではなく、自分で何かを選ぶことが大切な気がしました。そして、本当にやりたいことをやるぞ!と意気込んでいました。

やりたいこととは「新しいお話を書く」というようなことのつもりでしたが、気がつくと私は自炊で今までは時間がなくて作れなかったものを作り、ソファで本を読み、ベランダで花を育てていました。新しいお話は? と思わなくはなかったですが、これらも私がずっとやりたかったことには違いないのでした。しかしこのままでは旅行も行けないし、本当にいいと思えるものにお金も使えない。老後も心配なので、もう一度、お金について真剣に計画を立てよう……と考えることになります。(公開している日記はちょうどこの辺りになります)

現在、私は結婚していて、また少し違う状況になりました。でも、時間と、お金と、私の本当にやりたいことと、日々の楽しみ……と天秤を揺らしていることに変わりはありません。詳しい話は日記帳のなかにあると思うのですが……たしか去年の冬頃、私の収入をもう少しだけ増やせたら、という話を夫としていて、私は掛け持ちで働ける仕事を探していました。その頃私は日記を書くことを再開していましたが、平日はつける余裕がなく、携帯にメモを残しておいて休日にまとめて文章にするという方法をとっていました。休日のそれはなかなかの大仕事で、なんでこんなことをやっているんだろう? とつい思うのですが、日記だけが唯一の私の砦である気がして守っていました。仕事が増えたらそれもままならなくなるかもしれない……日記をかなり頑張って書いている、この労力がお金になればいいのに。……そこで「ブログを始める」という考えが浮かびました。馬鹿な考えにも、すごく面白そうなことにも思え、今年1月、新年の新たな気持ちとともにはてなブログに登録だけしていました。そして数週間後、「仕事、見つかりそう?」と夫に聞かれて、思い切って「一つの案として……」とブログの話をすると、夫は案外「いいと思う」という返事をくれました。夫からしても、私の夢に繋がるようなことをちゃんと実行してほしいという気持ちがあったようです。私はそれまでコソコソと調べていたので「1円を稼ぐことすら難しいらしい」「商品を勧めるとか、役に立つ情報とか、そういう文章は書けないかもしれない。そうなるとなお難しい」と説明したにもかかわらず、夫は応援してくれて、私は久し振りにやる気に燃えました。

今の私に日記以外の文章を新たに書く余裕はなさそうであること、私が人のブログでいちばん読みたいのは個人的な日記だと思ったことなどから、まずは日記を投稿することを考えました。今年の日記はいつも追いついていない状態なので、色々考えた末、去年の日記を投稿することに決めました。そんな不純な(お金を得ることも立派な動機ですが、純粋に日記や文章を書いている人からしたら不純に見えるかもしれないと思う)動機から、私は去年の日記を投稿し始めたのですが、日記はやっぱり私にとって大切な砦なので、嘘で書き換えたりして自分の日記が自分の日記でなくなってしまわないよう、注意を払っています。去年の日記帳から書き写して更新するだけなのですが、更新するたびに日記について、日記を公開するということについてあれこれ考えました。そして前回の「◆ 日記を読むこと」*1で書いたように、私はどんどん日記を読むことの面白さにはまっていくことになりました。

これから、去年の日記が途切れ途切れになる日が続きます。今まで通りには書けなくて読者の方をがっかりさせてしまいそう……と、誰も期待なんてしていないかもしれないのに勝手に考えるのはやめにして、せっかくブログを始めたからには自由な気持ちで書いてみたいと思っています。

 

2023年5月17日水曜日 晴れ