去年の日記帳

1年前の日記を投稿しています ◆ 時々雑記

◆ このブログについて

普段は1年前の日記を公開していますが、今日は2023年現在に書いています。(2回目)

まず、私がブログを始めた理由はいくつかあるのですが、いちばん大きいのは「お金に繋がる(かもしれない)ことをしたい」というものでした。このことは、言わないほうがいいものなのかもしれないと迷ったのですが、自分の目的を忘れないためにも書いておこうと思いました。どちらにしても日記には嘘はつけないし、私がこのままのかたちでブログを続けていれば、来年の1月〜2月頃公開する日記にはブログを始めた理由についても書いていたと思います。

少しさかのぼって一昨年の秋、自分で書いて製本した本や、曽祖父が遺した原稿をもとに編んだ童謡詩集を販売する機会があり、値段設定をする際の葛藤や、そのことへ人から色々な反応やアドバイスをもらったことによって、お金についてたくさん考えたことがありました。高級品や豪華な暮らしにあまり興味がなくとも、お金は大切。私にとってお金とは何か。

お金は時間。時給で働いているのもあり、まずそれを強く思います。お金はエネルギー。美味しい食べ物、新しい何か。喜びや刺激、癒やしや休息にもお金は必要であることが多い。そして、お金は心や意志だ。と思いました。皆、「価値があると自分が感じるもの」にお金を払うのだから。いいと思うもの、応援したいもの、もっと増えていってほしいものやことには、私もできる範囲でお金をしっかり払いたいと思う。

こんなことを考えているうちに、お金の使い方を少し考え直そうと思い、飛躍しているかもしれませんが、まずアルバイトのシフトを少し減らして、時間を作ることにしました。世の中的にはお金を使ったことにはなりませんが、私としては自分のお金を使って(お給料を減らして)時間を買ったような感覚です。労働とお金に振りまわされる毎日ではなく、自分で何かを選ぶことが大切な気がしました。そして、本当にやりたいことをやるぞ!と意気込んでいました。

やりたいこととは「新しいお話を書く」というようなことのつもりでしたが、気がつくと私は自炊で今までは時間がなくて作れなかったものを作り、ソファで本を読み、ベランダで花を育てていました。新しいお話は? と思わなくはなかったですが、これらも私がずっとやりたかったことには違いないのでした。しかしこのままでは旅行も行けないし、本当にいいと思えるものにお金も使えない。老後も心配なので、もう一度、お金について真剣に計画を立てよう……と考えることになります。(公開している日記はちょうどこの辺りになります)

現在、私は結婚していて、また少し違う状況になりました。でも、時間と、お金と、私の本当にやりたいことと、日々の楽しみ……と天秤を揺らしていることに変わりはありません。詳しい話は日記帳のなかにあると思うのですが……たしか去年の冬頃、私の収入をもう少しだけ増やせたら、という話を夫としていて、私は掛け持ちで働ける仕事を探していました。その頃私は日記を書くことを再開していましたが、平日はつける余裕がなく、携帯にメモを残しておいて休日にまとめて文章にするという方法をとっていました。休日のそれはなかなかの大仕事で、なんでこんなことをやっているんだろう? とつい思うのですが、日記だけが唯一の私の砦である気がして守っていました。仕事が増えたらそれもままならなくなるかもしれない……日記をかなり頑張って書いている、この労力がお金になればいいのに。……そこで「ブログを始める」という考えが浮かびました。馬鹿な考えにも、すごく面白そうなことにも思え、今年1月、新年の新たな気持ちとともにはてなブログに登録だけしていました。そして数週間後、「仕事、見つかりそう?」と夫に聞かれて、思い切って「一つの案として……」とブログの話をすると、夫は案外「いいと思う」という返事をくれました。夫からしても、私の夢に繋がるようなことをちゃんと実行してほしいという気持ちがあったようです。私はそれまでコソコソと調べていたので「1円を稼ぐことすら難しいらしい」「商品を勧めるとか、役に立つ情報とか、そういう文章は書けないかもしれない。そうなるとなお難しい」と説明したにもかかわらず、夫は応援してくれて、私は久し振りにやる気に燃えました。

今の私に日記以外の文章を新たに書く余裕はなさそうであること、私が人のブログでいちばん読みたいのは個人的な日記だと思ったことなどから、まずは日記を投稿することを考えました。今年の日記はいつも追いついていない状態なので、色々考えた末、去年の日記を投稿することに決めました。そんな不純な(お金を得ることも立派な動機ですが、純粋に日記や文章を書いている人からしたら不純に見えるかもしれないと思う)動機から、私は去年の日記を投稿し始めたのですが、日記はやっぱり私にとって大切な砦なので、嘘で書き換えたりして自分の日記が自分の日記でなくなってしまわないよう、注意を払っています。去年の日記帳から書き写して更新するだけなのですが、更新するたびに日記について、日記を公開するということについてあれこれ考えました。そして前回の「◆ 日記を読むこと」*1で書いたように、私はどんどん日記を読むことの面白さにはまっていくことになりました。

これから、去年の日記が途切れ途切れになる日が続きます。今まで通りには書けなくて読者の方をがっかりさせてしまいそう……と、誰も期待なんてしていないかもしれないのに勝手に考えるのはやめにして、せっかくブログを始めたからには自由な気持ちで書いてみたいと思っています。

 

2023年5月17日水曜日 晴れ