去年の日記帳

1年前の日記を投稿しています ◆ 時々雑記

10月29日〜31日 誕生日 港南台の鳥たち 久し振りの寝言

2022年10月29日土曜日 晴れ

朝ご飯はぱぱっと。パンとスープ。

夫は美容院へ。そのあいだ、ぽけ〜っとしてしまった。どんなに矯正されても、私の芯は遅寝遅起きなのだと思う。休日にはそれが余計に表れる。洗濯機は回した。

夫が帰ってきてから家事や身支度を始める。ギリギリになって、2人で走って駅へ。陽射しが強い。

13時にレッドロブスターの前で待ち合わせ。今日は隣駅に住む両親が、今月の私の誕生祝いも兼ねて食事に誘ってくれている。レッドロブスターには何かと思い出があり、私がリクエストした。(子供の頃にエビが食べたいと言って連れて行ってもらったり、亡き祖父と一緒に行っていたり)今日、母はアレルギーで(先日、父と海鮮を食べてかららしく、念のためロブスターは避けようということで)急遽欠席になり、父と夫との3人の会食となった。

母なしでどうなるのか不安だったが、2人は野球やアメフトの話で通じ合っていてよかった。私は海老フライをいただく。

デザートを注文した後に分かったことだが、今日は母が誕生日祝いとして予約してくれていたためお店がお誕生日ケーキを用意してくれていて、予想外にお腹がぱんぱんになった。フォトフレームに入れた写真ももらって嬉しい。(祖父と行った時にももらったな。あれは何のお祝いだったか……)窓からの眩しい光。

 

夫と駅ビルに寄っていく。入口がもうクリスマスになっている。上の休憩スペースのツリーはまだだった。

1階の食器屋さんで夫に誕生日プレゼントのおまけとして水色のお皿を買ってもらった。今年は予算を決めてもらって、その中で小さなものをたくさん買ってもらった。ジグソーパズル*1、エプロン(水色と黄色を1枚ずつ)、茶色のベロア素材の靴……

 

野球は今、日本シリーズで盛り上がっている(オリックス対ヤクルト)。ホークスは負けてしまったのに夫は熱心に見ている。私はジグソーパズルをしている。夫も手伝ってくれる。ピカタも、仕分けたピースを混ぜて難易度を上げたりしてくれる。

昼にはち切れんばかりに食べたので、夜ご飯は素麺を茹でてシンプルにネギと食べる。冷たい素麺。

夜中にパズルが完成する。

 

10月30日日曜日

冷凍しておいた水餃子を食べて、港南台へ。今日はネットで見つけた中古車を見に行く。長い道中、電車からいろいろな町を見て楽しむ。筋雲。

クリーム色の中古の軽自動車。古くはないが、擦り傷だらけのこの車を直してもらって、買うことに決めた。

駅に戻る頃にはすっかり夜になっている。港南台のCOCO'Sに入る前、鳥の大群を見た。ここの駅前の商業施設が「バーズ」という名前なのは近くに鳥の名前の団地が多くあるかららしいのだが、(めじろ団地、ちどり団地、かもめ団地、ひばり団地、つぐみ団地……)この辺りは鳥が多いのだろうか。

今日も日本シリーズ

生理がきた。

 

10月31日月曜日

ピカタが朝吐いて、夫のおにぎりは間に合わず、お弁当だけ。

10時〜14時、ファミレスで働く。生理がつらい。

あがったあと、自主学習の動画というのを見ないといけなくて、今日までだったので遅くまでかかって見た。

替えのナプキンが無くなってしまい、不安なので席には座らず立って帰る。スーパーでぱっと買い物して帰る。ふらふら。

 

ピカタは元気でよかった。

カリフラワーと鶏のとろとろ煮と、さつまいものレモン煮、白菜と大根のお味噌汁を作って、お風呂に入る。

夫が帰ってくる頃、鮭を焼く。そして小松菜のバターぽん酢炒めも作る。

ピカタがまた吐いた。

疲れてソファで少し寝る。夫に話しかけられ、寝ぼけて「コアラのマーチになっちゃった〜!」と言って目が覚めた。起きた途端、夢は消えてしまった。いったい何の夢を見ていたのか。

 

誕生日にもらったジグソーパズル
一つ一つのピースが宝物みたいに可愛い

*1:11匹のねこジグソーパズル300ピース【マラソン大会ゴール】│Amazon (2023年現在は中古等でしか見つけられませんでした)

9月22日〜23日 日記を書く 切れはしばかり食べている

2022年9月22日木曜日 くもり(涼しい、肌寒いくらい)

5時起床。お弁当作り。いつも通り、洗い物と洗濯、仮眠、身支度、9時に家を出る。

10時〜14時、ファミレスで働く。今日から季節のパフェがメロンからぶどうへ。

イライラしているように見えてしまったのだろうか……お客様にドリンクバーのアイスコーヒーの作り方を聞かれ、説明したら、「忙しいのにごめんなさいね。ほんと、お忙しいところ……」と言われてしまった。やるべきことで頭が一杯で、怖い顔をしていたかもしれない。どんなに忙しくてもお客さんをそんな気持ちにさせるなら接客業をする意味がない……と、初めてファミレスでアルバイトをした十代の頃に思っていた。ある時点まではそういう気持ちをしっかり持っていた、はずなのに。もっと反省すべきことだろうと思うのだが、今の私は家事を含め生活をこなしていくことで一杯で、それ以上考えることを頭が拒否した。でもこのことは日記に書こうと思った。

帰りの電車で、少しの晴れ間から日が射して、窓を振り返って川の方を見たらサギのような白い鳥が一羽、飛んでいくのを見た。心にさっと光が射すような光景だった。

スーパーの店内を歩きまわって、夜ご飯の献立を考える。

今夜は大盛りのフーチャンプルー、レタスとトマトのサラダ、油あげとわかめのお味噌汁。いつも夫と乾杯するためにビールを3センチくらい飲んでいるけれど、それだけでも飲むと眠くなり食後に必ず寝てしまうので、夫のグラスから一口もらうだけにした。

一日中洗い物をしている気がするのに、なぜこんなに洗い物が溜まるのか。

今の私にはお風呂で本を読む時間と、寝る前に日記を書く時間が大切だ。布団の上でノートとボールペンを持って、考えるのと同じ速度で殴り書きに書くのでも。

 

9月23日金曜日 祝日 雨のちくもりのち雨

5時起床、お弁当作り。必ず予期せぬこと(あると思っていたものが無い、何かを焦がす、こぼすなど)が起こるけれど、のりこえてお弁当とおにぎり2つを用意する。

今日は9時出勤なので仮眠は無し。

9時〜14時、ファミレスで働く。

最近、仕事に身が入っていないかもしれない。感じの良い接客ができていないかもしれない。

自分の分のおにぎりは出かける前に食べてしまったので、今日は気分転換のためにカフェに寄って帰る。日々頑張ってごはんを用意しているのに自分はいつも、切れはしや焦げたところ、テーブルに落としてしまったものばかり食べてはお腹をすかせている……という気分になっているので、人が作った美味しいごはんを噛みしめて食べようと思う。NEW YORKER'S Cafeで和風明太子スパゲティを食べた。ここの添えてあるサラダ、美味しい。毎回思う。

ひと休みして、電車は端っこに座れて眠りながら帰る。

スーパーに寄って、雨。ビニール傘をファミレスに忘れてきてしまった。弱い雨なのでそのまま帰る。

夜ご飯は和風ハンバーグ(おろしソース、しいたけ入り)、焼いた茄子と目玉焼きを添える。豆腐とねぎのお味噌汁、さつまいものレモン煮、レタスとトマトのサラダ。

雨の音。すごい雨だ。

ピカタにハミガキをして、今日も日記を書く。

 

9月8日〜10日 ツユクサ 小三治さんの顔 日曜日の散歩 

2022年9月8日木曜日 雨

窓からの風が涼しい。朝、ツユクサが咲いている道を走る。せっかく髪を切りたてなのに雨でぼさぼさ。

10時〜14時、ファミレスで働く。帰りの電車はぐっすり眠り、家の最寄駅で目が覚めて降りる時、いつも凄く疲れている。買い物をするうちに少し元気になる。スーパーの店内をまわりながら今晩の献立を考える。帰り道にはツユクサはしぼんでいる。

今日は、しらす丼(きざみ海苔、山盛りのしらす大根おろし、大葉)、かぼちゃのそぼろ煮、豆苗の玉子炒め、トマト2切れ、お味噌汁(茄子、しめじ、ねぎ)

食後に夫が淹れてくれたコーヒーと、チョコレートを食べる。

 

9月10日土曜日 

Pちゃんと上野の国立科学博物館で「化石ハンター展」を見た。ロイ・チャップマン・アンドリュースによるゴビ砂漠での恐竜の化石発掘から、チベットの気候に適応した生き物たちのこと(アウト・オブ・チベット説の紹介)まで。チベットのコーナーにはチベットサイの親子の復元模型や、チベットの環境に適応したヤギの仲間(バーラル)の剥製などが展示されていた。このバーラル、人の顔みたいで、誰かに似ている……と考えながら見ていると、去年の秋頃に亡くなった落語家の柳家小三治さんに似ているのだと思いあたった。長年、小三治さんのファンだったPちゃんも同じように思い、2人して懐かしいような、嬉しいような、ほんの少し悲しいような気持ちで見ていた。バーラルは小三治さんの顔で笑い、今にも喋りだしそうだった。Pちゃんが写真に撮っている。

 

「化石ハンター展」に展示されていた、バーラルの顔

 

お土産売り場で、Pちゃんがチベットサイの子供(公募により「ちべたん」と名前がついている)のぬいぐるみを欲しそうにしていたので誕生日の近かったPちゃんにプレゼントした。

それから歩いて浅草の「ポルトガル食房 Giro」を目指す。夜からはHちゃんも合流して3人でポルトガル料理を食べることになっている。

Hちゃんと2年半振りに再会。おしゃべりに花が咲き、ゆっくりとコースを食べる。シーフードが中心でどれも美味しい。いちばん感動したのは自家製のパンだった。美味しかった……いい匂いで。2人からお花をもらい結婚をお祝いしてもらった。いつの間にか4時間という時間が経っていた。まさかそんな時間が経っていたとは思わず、携帯も見ていなかったので夫を心配させてしまっていた。

外に出るとスカイツリーのすぐ上で満月が光っていた。*1そばの明るい星は、アプリで調べると木星と出て、Pちゃんが喜ぶ。最近見ている占いで木星はPちゃんにとって重要な意味を持つらしい。

暗くなった浅草寺を通って、おみくじを引いていく。おみくじのところに明かりが灯っている。末小吉だった。2人は凶。ここのおみくじは厳しいと有名なのだそうだ。

23時過ぎに帰宅。ピクルスの空き瓶に花束を飾った。

 

9月11日日曜日

洗濯物を干して、出発。

夫と、いつもコーヒー豆を買っている駅の近くのカフェでブランチ。夫はジェノベーゼ(もちもちなパスタ)、私はキッシュ。

それから電車で南大沢へ。

駅前の中古車屋を外から覗いてみたが、中古にしては全体に高めのお値段だった。最近、中古の安い軽自動車を買うことを2人で考えている。

長池公園を散歩する。トンボがたくさん飛んでいる。銀色に青が光るトンボ。時々赤いトンボも。池にはアメンボがたくさんいた。

後ろの、野性的な池の周りを一周する。虫が多くて困った。この池の主かのような、異彩を放つ真っ白に輝く鯉を見た。“2018年10月の台風による倒木”にのぼって甲羅を乾かしている亀を見た。カルガモを1羽だけ見た。蒼いドングリがたくさん落ちていた。

それから、この長池公園から京王堀之内まで続く水路に沿った遊歩道を歩く。(水路や道が好きな夫が見つけ、以前から歩きたいと言っていた)日陰は涼しく、日が照ると暑かった。緑の多い箇所も町なかのような箇所もあり、小さな中古車屋を見かけて、覗いてみたりした。

京王堀之内にて。サイゼリヤに入りコーヒーゼリーを食べようと思ったら、コーヒーゼリーはリニューアルされてしまっていて思っていたのではなかった。たくさん歩いた脚を休ませつつ、間違い探しをする。電車に乗って帰る。

夜ご飯は簡単に、大盛りの豚丼と、白菜のお味噌汁。食後に夫が淹れたコーヒー。お花の水換えをする。鈴虫の音。

 

*1:この日は2022年の中秋の名月でした

8月27日〜31日 伊豆帰りの両親 秋の風 新婚という響き

2022年8月27日土曜日

朝ご飯は昨日の夜とほとんど同じ。お刺身こんにゃく(酢味噌)、にんじんのきんぴら、昨日のお味噌汁(鶏、にんじん、チンゲンサイ、ねぎ)

昼頃、伊豆帰りの父と母が車でうちへ寄り、お土産をくれて、ついでがあるからと粗大ごみを引き取ってくれた(ずっと廊下に積まれていた電子レンジとトースターと炊飯器を)。我が家は車がないのでとても助かった。

夕方に電話があり、突然、両親と夫と4人でお寿司を食べに行くことに。伊豆旅行では車なのでお酒が飲めなかったのもあり、父が夫とお酒を飲みたがったようだ。私と母は、あまりお酒が飲めない。

父は酔っぱらっていろいろ語っていた。夫と野球の話ができて嬉しそうだった。

父と母と別れた後、夫と二人で夜の散歩をした。久し振りの散歩。酔っぱらって上機嫌な夫と。

秋の虫の声が大きい。川の近くは風が吹いていて気持ちがいい。暗がりのなかでキバナコスモスが咲いている。何かしらの惑星が一つ光っている。

冷たくて甘くて酸っぱいものが食べたくなり、帰りにコンビニの前を通る時「アイス買っていこう!」と誘い、一つずつアイスを買った。私はレモネードアイスバー、夫はチョコモナカジャンボ

まさに今欲しかった味で、充たされた。夫はソファで寝てしまった。

 

8月28日日曜日 くもりのち雨、のち晴れ

夫はやっぱりちょっと二日酔いになった。行く予定だったラ・オハナは延期にして、ずっと冷凍してあった鱈(いつから……?)をフライパンで塩焼きにして、お味噌汁(茄子、ねぎ、わかめ)とちりめんじゃこの朝食。

洗濯。

蒸し暑いからエアコンをつけようとしたら、メーターボックスの荷物を取りに行っていた夫が「外が涼しい」と言ったので、窓を開けることにした。

涼しい。秋の風だ……! 鳥のきれいな声がする(最近よく聞く)。調べたら、鳴き声が近いのはメジロだった。メジロは何となく春のイメージだが、「繁殖期(夏)が終わると市街地に出てくる」らしい。山から戻って来たのだろうか。

夫はすっかり元気になり、お腹がすいたと言う。昨日、母に大量のバジルもらったので、バジルのパスタを調べて作る。パプリカもたくさんもらったので同時進行でパプリカの焼きマリネも作る。

パスタは少し麺がくっついた感じになってしまい、もう少し茹で汁を多めにとっておいてしっとりさせたかったなぁ、などと反省を述べていると「茹で汁というか、麺は基本的に全部の用意がととのってから茹でて……」云々と夫がアドバイスをしてくれたのだが、それを聞いているうちに一生懸命作った疲れがどっと襲ってきて私は無口になってしまった。大量のバジルの葉っぱを茎と分け、洗い、水気を切って、「オリーブオイルをかけながらペースト状になるまで刻む」というのはなかなかの手間だった。全部終わってから茹でればいいのはそれはそうだろうけれど、お腹をすかせた夫のために早く作ろうとした結果なのに。

食後、私は部屋に引っ込みピカタと寝転ぶ。私が家事を好きだったのは一人で好き勝手にやっていたからだったのだ。要領も悪ければ人の世話を焼くのも苦手なので、主婦には向いていないのだろう……と、もう何度目かの悲しい結論にいたった。

気を取り直して、自分の部屋を見回して少しずつ整理した。それから長年、何となく嫌だった白くて四角い、シュッとしたスタイリッシュすぎる鉢を捨てることにした。

朝行かなかった分、夜は外食しようと提案する。近隣の駅のジョナサンまで。デザートも食べて、駐車場のそばで眠るヤギを見て帰った。鈴虫の声。

 

8月31日水曜日 晴れ 

まだ夏は残っていたのか……という暑い一日。

今日はファミレスの仕事がお休みで、部屋を片付け始めたら、前の部屋で私が頑張っていた記憶(メモやノートなどから)がよみがえってきた。置き去りにされていたというか、忘れられていたというか。ブツッと切られたままの。

思っていたより早くに夫が帰って来てしまい、私はお風呂にはいっていて、夕ご飯も何もできていなかったので夫は不機嫌に。私は何もかもが悲しくなって泣いた。新婚という幸せでなければならないような響き、子供もなく仕事も半日しかしていないというのにどうしてか家事がきついこと、夫の不機嫌な顔、お化粧していないボサボサな姿ばかり見せていることなど、ごちゃまぜに。

大急ぎで作ったカレーを食べながら、夫は「窓はもっと家事をバリバリやっとう人と比べてできてないと思ってるんやろうけど、窓が大変と思うならそれは大変なんよ」と言った。夫は高校生の頃、授業中にいつも眠くて船を漕いでは、先生に怒られていたのだそうだ。昭和みたいに、「廊下に立ってなさい」と言われ廊下に出ると、廊下でも寝てしまうくらい眠かった。どんなに寝ないように頑張っても眠かった。その時にいつも「なんで俺ばっかり怒られるんやろう? この教室でいちばん頑張っとうの多分、俺やのに……」と思い、ずっと納得がいかなかったのだそうだ。だから夫は、人が当たり前にできることをできないからといって頑張ってないことにはならなくて、むしろ誰よりも苦労して頑張っているかもしれないということが分かると言った。

夫はずっと前にもその話をしていたことがあった。夫の信条なのだろう……と思うとちょっと可笑しくて、夫のその話、最高に優しくて、ばかばかしくて大好きだ。そして、お腹がすくと不機嫌になるのは私も夫も同じなのだ。

 

8月14日〜18日 台風の後の晴天 食べ食べ怪獣たち

2022年8月14日日曜日

台風は過ぎて晴れ。夫とぐりーんうぉーく多摩へ。

まずは、はま寿司でお昼を食べる。はま寿司の茶碗蒸しが大好き。夫10皿。私8皿と茶碗蒸し。

ニトリで買い物をする。キッチン、バス周り中心にあれこれ、大きいものもいくつか買った。軽トラを借りて帰る(無料で借りられる)。始めて軽トラの助手席に乗って楽しかった。

夜ご飯は母にもらった美味しいサバ缶で、サバの味噌煮丼。茹でたほうれん草ものせる。にんじんのきんぴらと。

食後にくず餅2つずつと、冷たいお~いお茶。

 

8月16日火曜日

寝坊。5時20分に夫にそっと起こされる。

火曜日はお弁当はお休みで、代わりに朝ご飯を作って一緒に食べる。サラダと目玉焼きのっけトースト、ウインナー、桃のジャムのヨーグルト。

洗濯と洗い物、資源ごみをまとめて出す。カン・ビンは夫が出る時に持っていってくれた。

10時〜15時、ファミレスで働く。

今日はBさんにオカメサブレ*1を渡せた。あと3人。コーヒー豆を買って帰る。

夜ご飯は、すた丼風、にんにくたっぷりの豚丼と、昨日のにんじんのきんぴら、ほうれん草のおひたし、プチトマトとほうれん草のお味噌汁。食後に月餅と煎茶。

とてもお腹がすいていて(朝5時台に食べたきりだった)ガツガツ食べてしまってお腹が痛くなった。夫に寝ててもいいよと言われて、ソファで少し寝る。

8時頃、痛みも治まり、2人でニトリの洗濯機上の棚を組み立てた。廊下の黄色い明かりの下で。

 

8月17日水曜日 

5時10分起床。お弁当作り。おにぎり2つ、アイスコーヒー氷3つ、お茶氷8つ、バナナ1本。

夫は痩せているがとにかく食べる。大きめのお弁当箱のお弁当だけでは足りずに、おにぎり2つとバナナもつけている(力仕事ということもある)。米びつのお米があっという間になくなってしまって驚く。最近、夫を“ごはん食べ食べ怪獣”と呼んでいる。ピカタも食べ食べ怪獣だし、私は2人の怪獣たちから「ごはーん」「ごはーん」と言われて暮らしている、と思うとちょっと愉快。

今日はファミレスの仕事がお休み。夫を見送った後、かつお節と玉子の冷やしうどんを食べて、眠くなってソファで寝てしまった。頑張って起きて、それでもまだ眠くて、敷きっぱなしだった布団でまた寝てしまった。

10時頃起きて、そこからぼんやり家事をする。お礼のお手紙を一つ書いて、梱包する。

15時頃、郵便局へ。雨。苗字の変更をした。

空腹でふらふらと駅の方までたどり着いたら、またも偶然に母に会った。もともとこの後待ち合わせをしていたのだが、早く着いたので買い物していたのだそう。

母が「森」と呼んでいる、駅ビルの休憩スペース(天井が吹き抜けで、小さな木や観葉植物が植えてある)で、朝ついでににぎっておいたおにぎりを食べつつお喋りする。母は下のカフェで買ったアイスティーを飲みながら。

いろいろな人からの、お祝いへのお礼について母に相談する。千葉の伯父からのお祝いを受け取って、解散。崎陽軒のシューマイと、祖母からの梅干しももらった。雨は上がっていた。夫が帰ってくるまでにお風呂と、ご飯の支度と……何も終わってない!と、焦って帰る。昼寝をした罪悪感がある。

結局、何も終わらず。夫にお風呂に先に入ってもらって、その間にミートソースを完成させる。ミートソースごはん。温泉玉子とピーマン(茹でてオリーブオイルと塩・黒胡椒で和えた)ものせる。慌ててクノールの冷たいじゃがいものスープもつける。

夫はやさしい。家事の負担を、何とかして減らそうと考えてくれている。ピカタはかわいい。いつもかわいい。

お風呂で東直子さんの歌集*2を読んでいる。本を読んでいると安心する。

 

8月18日木曜日 雨のち晴れ

5時起床。お弁当(冷凍ギョーザと、シューマイ、塩ゆでピーマン、プチトマト、中華だしの玉子焼き、ごはんに梅干し)。おにぎりの具は、からあげと大葉。

今日は夫を見送ってからもてきぱきと、次々と。家事を全部やろうとすると「あれもやれなかった」「これもやれなかった」と思って憂鬱になってしまうので、洗濯もできた、洗い物もここまでやれた、少し掃除機もかけた、と考えるようにした。例え流しにまだ洗い物が残っていても。バナナをかじってから家を出る。流しにはまだ洗い物が残っている。

10時〜14時、ファミレスで働く。

終わってからおにぎりを一つ食べる。帰り道、雨上がりで空が真っ青に晴れて空気が爽やかだった。夾竹桃がたくさん咲いていてきれい。

洗濯物を取り込んでお風呂を沸かす。夫が帰ってくる。

今日はエスニック風焼きそば。(鶏肉、海老、茄子、ピーマン、パプリカ、玉ねぎ)

食後にカフェインレスコーヒーとココナッツサブレを食べながら、お金についてまた少し話し合った。

 

落ち着いた気持ちで本を読めなかったこの頃
この本の短歌を一つ一つゆっくり読んでいた

 

*1:ちょこっとしたお礼をするのに、度々お世話になっていた美味しいサブレ https://kibisbakeshop.com/

*2: 春原さんのリコーダー(ちくま文庫)東直子 |Amazon 私には短歌は少し難しく、でも分かりそうで分からない言葉に刺激されるのは心地よかった

7月31日〜8月6日 お祝いと内祝い こなせない家事

2022年7月31日 日曜日 

夫のおばあちゃんへの内祝いを買いに、和菓子屋へ。夕方でも暑い。

着いてからやっぱりお手紙を同封しようということに思い至り、今日は見送り、自分たち用に桃ゼリーと梅ゼリーを買った。

夜は実家から分けてもらったお中元のいいお肉で、すき焼きをする。

夫はビールを2杯飲んで、食べ終わるとソファで寝てしまった。片付けを一人でほぼ終えて、それでも起きないので久し振りに足の爪を切って手入れをした。こういうことをする時間を取れたのは久し振りだと思った。

 

8月1日月曜日

ファミレスのランチメンバーから立派な花束をいただいた。赤と淡いピンクのバラと小さい赤い実の、幸福そのものみたいに見える花束。ピクルスの空き瓶に生ける。

夜ご飯はカニカマポテトサラダ、サバの味噌煮丼、すき焼きの残りの野菜を使ったお味噌汁。

いつも家事が追いつかず、寝るのが遅くなってしまう。最後にピカタの食器を洗って、氷とお茶、お米の用意をしてから就寝。

 

8月2日火曜日

寝坊。5時20分から急いでお弁当を作る。洗濯と、山のような洗い物をして、8時過ぎに朝ご飯。

10時〜14時半、ファミレスに出勤。

帰りの電車のなかで職場の人への内祝いについて調べた。お花のお礼を探しに駅の向こう側まで歩く。とても暑い……頭までお風呂に浸かっているくらい暑かった。ぱっと買ってしまおうと思っていたが適切なものが見つからず、食料品だけ買って急いで帰った。

16時半過ぎに帰宅。夫も帰宅。火曜日は夫が帰るのが早い。

空腹を通りこした体で肉詰めピーマンを焼きながら、夫の部屋から野球中継の音が聞こえてきて、だんだんイライラしてくる。空腹なのはタイミングを見て食事をとらなかった自分が悪い、でもイライラが止められない。夫は部屋から出てきたと思ったら、「ギータが打ったー!」と楽しそうだった。

私は食器を洗いかごからガチャガチャ音をたてて取り、お椀をダン!と置く気性の荒い人と化している。当然かもしれないが怒っていることを気づかれて、気づかれたと分かると途端に、最近ずっと思い募っていたことが溢れてきた。

「8時から何も食べてないの〜!」「余裕がないの」「私だって狼が野球を観るような、本を読んだりする時間が欲しい〜〜!」と、泣き、怒った。

「でもこれは、ただお腹がすいて機嫌が悪くなってるだけなの〜〜!」と言いながら、我ながらばかばかしくて笑ってしまう。夫は、あまり笑わず神妙な顔をして聞いていてくれた。背後には洗い物の山と、前方には取り込んだままの洗濯物の山に囲まれて。

 

8月3日水曜日

お弁当、お休みをもらった。久し振りに玉子焼きの端っこや余った海苔や冷凍のおかずの寄せ集めではなくて、パンとポテトサラダとスープの朝食を食べる。

ファミレスはとても忙しかった。でも、家事をしている時よりも気分がいいと感じて、自分自身に驚く。結婚以前は家事のほうが息抜きだったのに、いつの間にか逆転している。

宅配便でお祝いをくれたAちゃんと、お花をくれた職場の人たちへのお礼を探しに途中駅で降りたら、偶然にも母に会った。

カフェでフルーツサンドを奢ってもらってお喋りをした。母の新婚の頃の話を聞いて父のあまりのひどさに、私なら離婚していると思った。すき焼きの後に夫が寝てしまった話をしたら母が、「そりゃあ、すき焼きお腹いっぱい食べてビール飲んだら眠いでしょう、ママなら嬉しいけど。気持ちよさそうに寝てるなぁって」と言って、衝撃をうけた。私はあまりにも主婦に向いていないのではないかと思う。家事の技術以前に、精神的な部分で。私があの時に思ったのは平日もあんなに洗い物ばかりして、休日にもしなければならないのか、休みはいつあるんだろうということだった。

帰って、急いでお風呂に入る。ルームエアコンの音にいちいちびっくりする。夫がもう帰ってきてしまったかと思って。

その夜は素麺を食べながら、お互いに思っていることをなるべく穏やかに言いあった。夫は言葉で説明しなければ分かってくれないが、説明すれば聞いてくれる。大抵の場合、分かってくれる。

 

8月6日土曜日

遅く起きてトーストと、母にもらったにんじんジャムとレモンジャムの朝食。

2人で家事をする。この家のキッチンとリビングは、午後にたくさん光が入るところがいい。ピカタが光りかがやく午後。

 

7月30日 ブレーメンの音楽隊 ノートに日記を再開した日 

2022年7月30日土曜日のこと

(※ この文は2023年に書いています)日記はそれまでずっと日記帳にボールペンでつけていたが、2022年の6月から7月のあいだは落ち着いて日記帳を開く時間がないように感じ、時々スマホにメモする程度になっていた。

この日、お風呂から上がり髪を乾かしていると、ふと廊下の隅に積まれた家電たちを「ブレーメンの音楽隊」みたいだと思った。動物たちが一つの大きな影になっている場面の。下から電子レンジ、トースター、炊飯器。夫が以前の家で使っていたものと、ここにもともとあったもので2つになってしまうものは、どちらかを選んで捨てる必要があった。私たちはここ1か月ほど、その作業を一つ一つやってきて大方は終わったが、捨てるのに手間のかかるこれらの家電は、ここに積んだままになっているのだった。

私は突然、この光景を記録しておきたくなった。大抵の場合、私は文字で書きとめておくが、この場合は絵に描くのがいちばんいい気がした。絵を描きたい、と思うのは久し振りだった。私は美大に入ったくせに文字ばかり書いていて、それを妹は不思議がっていたが、私にとってはそんなに違いはないのだ。忘れたくないもの、消えてしまうことが怖いものを、記録しておきたいのだ。他の動機……「この世のいいものを、描く(書く)ことで少しでも自分のものにしたい」という気持ち、「実在してほしいのにしていないものを、自分で作ってしまいたい」という気持ちもあるにはあるが、十代の後半以降からは「忘れてしまう物事を、無かったことのようにしてしまいたくない」という気持ちが常にあって、このエネルギーは衰えることなく今まで続いている。そのためには絵を描くより文字を書くほうが、私にとって都合がよかったというだけで、動機はずっと同じだった。今回は珍しく絵の方がよさそうなので、簡単にでいいから、下手でいいから、絵に描こうと思った。それで買ったまま使われていなかった無印の文庫本ノートとボールペンを手に取って、夫がお風呂から上がる前に急いで描いた。もし「何してるの?」と聞かれたらうまく答えられなそうで、描きたいという気持ちに自信がなくなってしまいそうで。

ブレーメンの音楽隊はうろ覚えだが、年老いて飼い主に用済みとされてしまったロバや犬や鶏たちの話だったはずだ。ここにある3つの家電たちは全部私がこの家で使っていたもので、夫の電子レンジやトースターや炊飯器と比べた時に性能もしくは新しさで劣ると判断されたのだった。私は昔からものを捨てるのが苦手で、でもあまりに古びたものや壊れかけのものばかり使っているわけにもいかないので、捨てる前にそれを簡単に絵に描いたり、文字で残したりしていた時期があった。(その時も無印の文庫本ノートを使っていたので、今回も自然にこのノートに手が伸びたのか)そうすれば、途端に捨てても大丈夫だと思えるのだった。

衝動にまかせて描きなぐったその1ページ目が、私にノートに日記を書く習慣を再開させることになった。

 

これをこの日の日記(絵日記)とした