去年の日記帳

1年前の日記を投稿しています ◆ 時々雑記

4月16日 朝のベランダ 春の紅葉 ギャラリーで話したこと

2022年4月16日土曜日 

 

8時頃、ソファで目が覚める。やってしまった……とりあえずすぐに歯磨き。宿題の絵は、先週の水曜日に3枚描いたのでよしとしよう。お風呂に入り、髪を乾かす。

ベランダのクリサンセマムに水やり。ポン・ポン・ポンポン‥‥と音がしそうなくらいに咲いている。心が嬉しくなる。

ピザトーストと、作りおきのスープ(ウィンナー、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、豆苗)を食べ、身支度はきちんと。洗い物と洗濯。

 

12時半頃出発。今日は14時からギャラリーに集まる*1

少しだけ早く着いたので目の前の公園を一周した。楓みたいな葉っぱが紅葉している(真っ赤ではなく、少し黒ずんだような茶色っぽい色)……アプリで調べると「イロハモミジ」と出た。春なのになぜ?

ギャラリーに着きNさんに話したら、ここの窓から見えるお庭の木(名前は忘れてしまったが、細い葉っぱの)も、今年は春なのに紅葉しているのだそう。ほんとうだ……。お庭には、白い星のようなお花が咲いている。

Pちゃんも来て、新しく作る小さい仏の版画の本のこと、次回の展示のことなど話し合う。

宿題だった9㎝×9㎝の絵(タイル、と呼んでいる)を見せ合い、感想を言い合う。

「Pちゃんは迷いがある。窓ちゃんは一直線、迷ってない。どっちがいいとかじゃなくて」とNさん。「絵って今の精神がちゃんと出るのよ」と。

私は迷ってばかりいるような気がしていたけれど、そう言われるといつも、本当は決めているのかもしれなかった。決めているのに、足踏みしている。そんな気もする。でもこういう絵になったのは(1枚はピカタ、あとの2枚はそれぞれ春の光、春の芽吹きまたは土、をイメージした色ぬり)抽象画というのが昔から苦手だったからだ。私はいつも見たものを見たままに描こうとすることしかできなくて、そういうのが好きなんだろう。「春の光」と「春の土」というのも、あの日に陽のあたるベランダでクリサンセマムの鉢を見たからだと思う。

Pちゃんの絵は何かは分からない、ただ描いていて気持ちがいい色や形を描いたのだそうだ。「遊ぶ」という言葉が浮かんだ。楽しげな感じと、繊細な感じもあり、余白が多い。Nさんのは2枚とも、広々としたどこか、遠い場所や物語を連想させる絵だった。どちらにも年輪のような線が描いてあるのも気になる。

はっきりと何かが分かったわけではないが、おもしろい体験だった。遠い昔、受験生だった頃のようにどこが良い・悪いというのではなく、どうしてそう描くかなどを考え、話し合うのは。

 

(この日の後編に続く。この後、Pちゃんとスパイス料理店へ。サモサ、ビリヤニ、紅茶のチャイプリン‥‥おすすめし合った曲や動画など)

 

ポン・ポン・ポンポン・ポン‥‥

 

*1:美大の同級生だったPちゃん、ギャラリーのオーナーで同じ美大の大先輩でもある70代のNさんと、定期的に集まり本を作ったり、3年に一度ほど展示をおこなったりしている