去年の日記帳

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2月26日 夢の中の記憶 梅を見に

2022年2月26日土曜日 晴れ

 

今日の夢。私は何故かこれから塾に行くことになっていて、その前に狼とスーパーで買い物をしている。そこで両親にばったり会い、母に「これから夕ご飯食べるけど一緒に行く?」と誘われたのだが、私は「ううん、帰ってゆっくりする〜」と答えて、狼に横から「塾に行くんやないと?」と言われ、「そうだった……!」と思い出す、という夢。

どうでもいい夢だけど、私はその瞬間、塾のことをすっかり忘れていたのに私が作り出した(?)夢の中の狼は覚えていたということ。記憶の仕組みというのは一体どうなっているんだろう。

その話を狼にしたら、狼も以前、「友達の結婚式、なんで金曜日なんやろう?」と思って寝たら、夢の中で手帳を開いて“建国記念日”と書いてあって「あ、祝日か」と思った、という話をしてくれた。

夢の中の手帳や、夢の中の狼が、忘れているつもりで忘れていないことを記憶しているということについて、しばらく考えた。(そもそも、私が塾に行かなければいけないという事実は無いけれども)

そんなふうに目覚め、よく晴れている。窓を開けて、今日もコーヒーの匂いはしなかった。

 

朝ご飯はサバの塩焼き(オーブントースターで焼けるレシピ)、大根おろし、菜の花のおひたし、お味噌汁。狼がサバを焼き、私は大根をおろす係。

久し振りのサバの塩焼き、とても美味しかった。

食後にコーヒーを飲みながらいろいろな漢字を書いて遊ぶ。高校生の時に電子辞書で見つけて、こんな漢字があったのか、と思った「鬮」(くじ)、「嫐」や「嬲」(なぶる)。「凸凹」なんかも、よく考えると変な漢字だよなあ、などと言いあう。狼が書き順に詳しくて感心する。私は書き順に自信がない。「田」の書き順をずっと間違えていたことが分かった。衝撃。

 

遅くならないうちに身支度をして、出発。今日は梅ヶ丘へ梅を見に。

最近You Tube博多華丸大吉を見ているせいか、途中の登戸駅の表札にひらがなで「のぼりと」と書いてあるのを見て博多弁に見えてしまう。博多出身の狼に、「この電車のぼりと〜?」と言ってみると「?」という顔をされたので、「くだりと?」と付け加えたら、「ああ、新宿行きやけんのぼりやね」と答えてくれた。

 

梅はたぶん七分咲きくらいだった。ほとんどの幹に名札がついていて、名前を見るのが好きな私は名札を探しては読んでいく。白加賀、白鷹、見知辺(みちしるべ)、冬至、大盃……天へ突き刺すような枝、くねくね曲がった枝、しだれ……白、うすもも、濃いピンク、色とりどりできれい。

いい天気で、犬がたくさん散歩していた。梅大福は売り切れだった。

隣の広場にレジャーシートを敷いて、持ってきたコーヒーとバームクーヘン(狼の、雪で行けなかった結婚式の引き出物)を食べる。日が、さっき見てきた梅林の方へ傾いて光っている。マスクを外すと空気が美味しかった。

少しあお向けになって空を見る。空はまだ明るい水色で、よく晴れて気持ちがいい。

 

おととしも梅見の帰りに見た、おもしろい公園をまた見学する。ベイゴマが体験できる場所があって、狼が手にとって巻き始めた。「覚えてるもんやな……」と狼。台にはのらなかったが土の上でちゃんと回っていた。

 

後編へ続く。この後、暗渠を歩いて池尻大橋で折り返し、三軒茶屋へ)

 

2022年2月26日の梅ヶ丘 羽根木公園