去年の日記帳

1年前の日記を投稿しています ◆ 時々雑記

6月17日 衣替え ラーメンと団扇

2023年6月17日土曜日 晴れ

 

9時半起床。朝ご飯はチーズトーストとかぼちゃサラダ、ウィンナー、冷たい牛乳で作るじゃがいものポタージュ。

食後、狼がコーヒーを淹れてくれる。リビングは光あふれる。洗濯物は外へ干し、浴室にはやっと洗ったセーターを干す。

狼が洗い物をしてくれたので、その間に私は冬物をタンスから出して夏物と入れ替える。やっと。そしてアイスコーヒーを淹れて日記を1日分だけ書いた*1

夕方から2人でスーパーへ。玄関から出て左、遠くに見える山が桃色に染まっている。車で行ける週末のあいだに、ひと通り重いものを買っておく。

今日の夜ご飯は塩ラーメン。味玉、白髪ねぎ、メンマ。副菜のポン酢きゅうりと。2人とも汗をかきながら食べ、食べ終わったあと団扇をパタパタする。狼の団扇は北斎の波の絵。私のは前に新百合ヶ丘で買った、竹を編んだような団扇。リゾート風で気に入っている。

食後にアイスコーヒーとガトーレーズン。ブラタモリの奈良(吉野)の回を見ながら。

 

今年も、先週やっと冬物のセーターを仕舞って団扇を出しました

 

*1:ここ数年、日記はその日の夜にスマホに簡単にメモして、数日以内にメモを見ながら思い出せる限りのことを日記帳に書いています。翌日書けることもあれば、2週間以上引き離されることもあります

5月16日 栗の木 テレビのなかの野外球場 ブログのこと

2023年5月16日火曜日 晴れ

久し振りの晴れ。いってらっしゃい、の背景が夏の光。空き地の栗の木が青々としている。

見送ったあと、今日もソファで深く眠る。眉毛だけは丁寧に描き、マスクをして家を出る。上着は必要なかった。外は暑かった。

ファミレスは空いていて、仕事を丁寧にした……していたはずなのに、お盆ごと落としてコップとグラスを数個割ってしまった。気が抜けているのだろうか……暇な日にミスをする。気にしない、で、二度としない、と心のなかで唱える。2人のKさん(同じ名前の大先輩が2人いる)は笑ってくれた。食器を割ったのは久し振りかもしれない。

 

スーパーで買い物して帰る。毎回どうしてこんなに買い物があるのかと思う。最低限のものしか買っていないのに。無印の小さいキーマカレーを食べ、ソファで少し休憩する。

狼は一度帰ってきてから眼科へ行った。コンタクトを買いに。その間に少しお化粧を直した。それからきゅうりをスライスして副菜の準備と、お味噌汁を作る。今日は焼きそば(豚肉、海老、ピーマン、茄子、葱、とレモン汁の塩焼きそば)。麺が3玉なら塩は小さじ1近く入れてもいいのかもしれない。

焼きそばは狼にとても好評だった。テレビには盛岡の野外球場が映っている。きたぎんボールパーク。山が近い。そしてまだ明るい。狼のビールがやけに美味しそうに見える。テレビ画面を見るたび、少しずつ夕闇が濃くなり、やがて夜になってナイターの明かりが光る。なんだか、フィールド・オブ・ドリームスみたい、と言ったら「俺も今そう思いよった」と、狼。

 

日記について、ブログについて考えている。私はどうしたいのか。今までと同じように日記が書けなくなっている気がする。この日記も来年にはブログに投稿するのかな、と頭の片隅で考えてしまう。人に読まれることを意識してしまっている。このまま続けていっていいのか。進む道を間違えたくないな、と思う。でも、ちょっと間違えても大丈夫。ずっと間違え続けなければ、と楽に考えようと思う。いろいろ試してみる。人に公開している部分より私にはこの日記帳が大切で、狼やピカタのことが大切。私の生活が大切。ブログは少しだけ開いた窓のようなもの、と思うことにする。

 

 

4月9日 日記祭へ 夕方の投票 

2023年4月9日日曜日 晴れ/後編(この日の前編はこちら 4月9日 新宿駅 鏡越しに見える古いアパート

 

下北沢は学生の頃にグループ展でギャラリーを借りてひと夏かよったことがあり、馴染みのある街だと思っていたのだが、着いてみると全く知らない駅のようだった。お洒落すぎる。歩いている人もお洒落な人ばかりで、怖気づく。鏡に映った古いアパートに気を取られて、いつの間にか美容師さんの手であまり好みではないふわふわとした髪型にセットされていたが、まあいいか、と無頓着だったことを後悔する。ワンピースとレギンスの相性が悪かったらしく、やたらと脚にスカートがまとわりついて歩きづらかった。

はてなブログの日記本はもう無くなっていた。途中さんのブースを確認する。ブログを始めて以来たくさんの人の日記を読んでいるが、とても惹かれる日記を書く人なのだ。何というか、「ブログを読んでいる」のではなく「人の日記を覗き見している」という気持ちになる……それは私が求めていたものだった。

勇気を出して、途中さんの日記を一冊買った。(買おう、無理だ、帰ろうか……などとうろうろしていた時、狼からちょうどラインがあった。黄金タイムのわが家のリビング*1でピカタが目を細くしてぼ~っとしている写真が3枚送られてきた。ぱわーをもらった)不審な人として記憶されたかもしれない、という後悔が頭をよぎる。でも頑張った、買えてよかったよ、と自分を励ます。

興奮状態にあり、1人なので気持ちのやり場がなく、帰りの電車であまり使っていなかったtwitter*2につぶやいた。twitterはこういう時のためにあるのかな……気付くと降りる駅を過ぎていた。散々時間をかけて乗り換え駅にたどり着く。

お昼を食べ損ねていたのでフレッシュネスバーガーに入った(16時)。クリスピーチキンバーガーの塩レモンと、ベジタブルスープ。氷入りのお冷ももらった。美味しかった。一人で打ち上げ(参加したわけでもなく本を一冊買っただけなのに)。ゆっくりしたかったが、今日は選挙に行く日なのであまり時間がない。少しだけ読み、急いで帰る。

帰ってから私は狼に、とりとめもなくよく喋る。美容院から見えるあの古いアパートの話、下北沢がお洒落になっていたこと、勇気を出して日記を買った話、全部を狼に喋らなければ気が済まないのか。

狼と歩いて、近くの小学校へ。紺とオレンジの夕焼けに、一番星が光っていた。薄闇のなかで、最近よく見かける小さなスズランのような花*3を見た。小学校に着く頃にはすっかり暗くなっていた。体育館だけが明るい。投票を無事に終えて、ポチ*4に乗っていつものスーパーへ。

買い物中、また狼のかかとを踏んでしまった。気をつけているのに、よく踏んでしまう。少し不機嫌にしてしまったかもしれない。もしかしたら他の理由もあるのかもしれない。(ただお腹が空いていただけかもしれない)

夜ご飯は、もりもりのレタスに、ただ炒めた豚肉ときのこをのせて、例の主役になってしまうドレッシング*5をかけたもの。と、お味噌汁(豆腐、葱、わかめ)。野菜もお肉ももりもり食べられていい。

食後にブログを投稿する。その間に狼が洗い物をやってくれていた。そんなにやってもらっていいの?また不機嫌にさせてしまう?……と、主婦になって以来なぜか常につきまとう罪悪感がまた湧いてくるのだが、私は今、日記を書いたり、読んだり、読んでもらったりすることに強く惹きつけられている。

 

*1:わが家のリビングは南西の角部屋で、午後にたくさん光が入る

*2:この時はまだ青い鳥がいました

*3:後で調べたらドウダンツツジのようでした

*4:10月末にわが家にやってきた、中古の軽自動車

*5:キューピーの、ごま油&ガーリックドレッシング

4月9日 鏡越しに見える古いアパート 新宿駅

2023年4月9日日曜日 晴れ

 

9時過ぎに起床。今日は新宿の美容院へ。雑居ビルの8階、私の好きな、鏡越しに古いアパート(?)のベランダが見える席だった。

「あれ、アパートなんですかね」と珍しく美容師さんに話しかけた。「事務所だったり、お店をやっていたり、いろいろみたいですけど住んでる人もいるっぽいですね。ここ(新宿駅から徒歩5分くらい)に住むってすごいですよね」と美容師さん。住んでる人……「あの、ピンクの手摺りのベランダとか」と私が言うと、美容師さんは「?」という顔になり、そして、「あー!ほんとだー!初めて気付きましたよ、ピンクですね」と言った。レトロな装飾のベランダの手摺りはほとんど錆びて元の色が分からなくなっているが、一部屋だけ派手なピンク色に塗ってあるベランダがあって、ずっと気になっていたのだ。以前来た時はそのベランダでおばあちゃんが洗濯物を干しているのを見た。とてもラフな服装だったがそれがなおさら、パリジェンヌみたいで格好よかった。

今度は美容師さんに、「その隣のビル、無くなってるでしょ」と言われ、初めて気付く。鏡越しだからか遠近感が分からず、奥のビルが隣に並んでいるように見えていてビルが一つ無くなっていることに気が付かなかった。1階にフルーツパーラーが入っていた、赤いレンガ調のビル……確かに、無い。さらにその隣のビルも壊して、大きな商業ビルが建つのだという。この、私の好きな古いアパートもそのうちに無くなってしまうのだろうか。

日が燦々と降りそそいでいる。ふと思う、あのピンクの手摺りのベランダがあるアパートはベランダがこちら側。壊されてしまった方と反対側の隣のビル(アパート?マンション?)は玄関がこちら側を向いている。方角はどちら向きなんだろう?北か南なら、ベランダは南側につくるだろうから、西か東か。時刻はちょうど12時頃で太陽は真上にあるのか、光の方向からは分からない。後で方位磁針のアプリを見てみようと思った。

今日はカットは無しで、モノトーンという色に染めてもらった。美容師さんと相談した結果、少し青みを入れた暗めのモノトーンで染めるのがいいということになり*1、そうしてもらう。カットはもう少し日にちが近づいてからPちゃんから勧めてもらった美容院でお願いしようと思っている。

お店を出てから調べると、ピンクの手摺りのアパートはベランダが西向きだった。午後に光が入る部屋。私は好き。

 

新宿駅に戻り、最近ずっと心のなかで迷っていたこと、街に出たついでに今日、日記祭へ行ってみる、という密かな計画について一瞬、考える。

えいっと電車に乗ってしまってから、夫に「日記祭というのに寄って帰りたいと思ってる」とラインを送った。休日なんだし、許可がいるわけではないが、報告は必要かと思い。返事を待っているうちに行く勇気がなくなってしまいそうで、ラインを打つよりじっくり考えるより先に、足は改札を抜け、小田急線のホームへと向かい、電車に乗り込んでいた。

 

(この日の後編へ続く。日記祭へ。夕方から夫と市長選挙の投票へ行き、スーパーで買い物など)

*1:結婚写真を撮る日に、もとの自分の髪と同じような色(黒に近い茶)になるように、と相談した

3月18日 ディオールのリボン 文明堂のカステラ スピッツ

2023年3月18日土曜日 雨

 

朝ご飯は昨日のスープと、ウィンナーのっけご飯。

ワンピースを着てコートを羽織り、お化粧はしないで出発。外苑前へ。今日は4月の結婚写真のためのヘアメイクリハーサルに行く。雨降り、今日もまた。(ドレスの試着の日も雨だった)

アートメイク・トキにて。若くてイマドキな感じの可愛いヘアメイクさんだった。新潟県出身、「だけどスノボはできない」。明るく可愛い感じで話しやすかったが、私が髪型はシンプルに、小さいポニーテールに白いリボンを結びたいと言ったら「いいこと思いついちゃいました。ディオールのリボンにしたら可愛くないですか?」と嬉しそうに言われて何か隔たりを感じた。(ディオールを買うと付いてくる“Dior”の文字がプリントされたリボンがあるらしい)例えば、ディオールが大好きな女の子が結婚写真でそのリボンをつけるのは私から見ても可愛いが、ディオールに特に縁もない私がつけても可愛いと思えない。ヘアメイクさんにとって、ディオールは好きで当たり前のブランドなのかもしれない。

メイクも髪型も、当日までにじっくり考えようと思った。どこをどうしたいかはっきり言えるように。ヘアメイクさんの“可愛い”と私の“可愛い”は違うので、ふわっとしたイメージではなく具体的にこうしてほしいと言えるように。話をしっかり聞いてくれそうな人でよかった……

いつになくしっかりメイクのまま、乗り換えの渋谷でお昼を食べようとヒカリエに入るととても混んでいる。タンドリーチキンのサンドイッチと、りんごと桃のジュースを買ってイートインスペースで食べることにする。書き写しておいた去年の日記を確認して、ブログを更新した。

リップを買うか迷って、買わなかった。人混みに疲れたので早々に帰る。都会の歩き方を忘れてしまった。去年まで毎日のように新宿駅を歩いていたのに。

家の最寄りの駅ビル、落ち着く。ここの無印良品週間の混み具合を見てほのぼのする。

雨はほとんど止んでいる。近所のカフェでスコーン(ローズマリー・レモン)ふたつとパウンドケーキを買って帰る。

ピカタは今日、よくお膝にのってきたそうだ。狼がホワイトデーのお菓子をくれた。忘れられていなかった。雨の中わざわざ駅ビルまで買いに行ってくれたのだ。おまけ付き(文明堂のカステラ!)。

夜ご飯は昨日の鶏チャーシューとたくさんあるレタスを使ってチャーシュー丼。玉子も漬けて。中華スープと。

食後はコーヒーを淹れて狼の部屋でスピッツのライブDVD鑑賞をした。ふたりともスピッツは好きでそれぞれライブに行ったことはあるが(私は東京で、狼は福岡で)、まだ一緒に行ったことはない。「君と暮らせたら」「三日月ロック その3」「砂漠の花」「スピカ」……まだ狼と会う前の、十代の頃の記憶が次々とよみがえってくる。三段ベッドの二段目。MDウォークマン団地のサンルーム。国分寺行きのバス。泣きながら帰った日など。

 

文明堂のカステラ。小さい頃、これのCMが好きだった。狼は見たことがないという。

 

2月9日 冷たい風 チェーン 窓の明かり

2023年2月9日木曜日 晴れのち冷たい風

 

今日のスープジャーは小松菜と卵焼きのスープ。

帰り道、ぼうぼうと吹く冷たい風が寒い。明日は雪が降るらしい。

無印のおうちのこだわりポークカレーを食べ、今日届く予定のチェーンを待つ。

チェーンより先に、冷たい風のなか母が来て、ピカタと狼へバレンタインのチョコレートをくれた。(ピカタはもちろんチョコレートは食べない。私にということらしい)

 

木曜日なので*1図書館へ行く。が、第2木曜日は図書館は休館なのだった。久し振りに駅ビルのカフェへ。寒いのになぜか飲みたくなりアイスピーチティーを注文。リュックに入れてきた去年の日記帳をめくりながら、はてなブログに投稿する。

 

20時までに帰り、防寒して狼がチェーンを試すのにお供する。駐車場、ここにしてよかったと思う。明るいし、風も少ししのげるし。

チェーンというものを初めてちゃんと見て面白かった。狼が苦労して取り付けるのを見ていて、私はこれを1人で装着できる気がしない。私が運転するとしたら雪の日は外に出ないか、電車で行くしかないな。

チェーンを巻き終えたタイヤで試しに近くを一周だけドライブして、帰る。とても寒い。オレンジ色の大きな月が出ている。電気を点けっぱなしのうちの窓もオレンジ。「うちの窓の色と一緒」と言ったら、狼が「おこのみ」と言った。意味が分からずに聞き返すと、うちの照明の設定のことだった。(リビングはリモコンの“おこのみ”ボタンを押すとオレンジ色の明かりになる設定にしている)「まどの好きな明かり」と狼。

暖かい色のうちへ帰って、熱いコーヒーを淹れる。

お風呂に入って、狼はもう寝ている。日記を書いて24時45分。とても眠い。

 

 

※ この日に投稿していた去年の日記(= 一昨年の日記)

nanashinopen.hatenablog.com

 

*1:この頃、狼と話し合い、「木曜日の夜ご飯は各自で」というルールができていた。たいてい私は図書館に出掛けていた

1月7日 満月 ひらめき ポッペンが鳴る

2023年1月7日土曜日

土曜日だけど狼が出勤なのでお弁当作り。

カリカリを出しっぱなしにしてしまい、ピカタが頭を突っこんで食べていた。

洗濯、洗い物、洗濯2回目、洗い物…

夕方に買い物へ。お刺身が半額だったので買って帰る。そい、いさき。

帰り道の前方に金色に輝く満月! そういえば今朝が満月、と早朝のラジオで言っていた。

「そい」と「いさき」はあっさりしていてボリュームが足りなかった。2人でみかんを食べる。みかんに癒やされる。

食後にホットミルクを作る。はちみつと、バターをほんの少し。

ひらめきで、ブログをやってみようと考える。

ポッペンが初めて鳴った。

 

年始に義祖母が住む長崎へ行き、夫が買ってくれた「ポッペン」。鳴らすと厄払いになるという。意外と強く吹く必要があり、壊れそうで怖くて一度も鳴らせずにいた

 

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久し振りにふと去年の日記帳を開いてみたら、ちょうど去年の今日がはてなブログに登録した日だったことに気付きました(それから初めての記事を書くまでにまた1ヶ月ほどかかるのですが)。相変わらずメモのような日記ですが、記念に投稿しようと思います。